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プラセンタ化粧品を
作りたい方必見!開発の流れや作る方法などを徹底解説

  1. 2024.12.17

「オリジナルのプラセンタ化粧品を作りたい!」
高い美容効果が期待できる成分「プラセンタ」。
そんなプラセンタを使って、オリジナルの化粧品を開発してみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。けれど、プラセンタを使ってどうやって化粧品を開発すればいいのか、わからないことも多いですよね。そこで今回この記事では、プラセンタの基本から化粧品を開発する流れなどについて詳しく解説します。プラセンタ化粧品を開発したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

プラセンタとは?

プラセンタには「美容効果が高い」「肌にいい」などのイメージを持っている方が多いと思います。しかし、そもそも「プラセンタ」とはどんな成分なの?思っている方もいるのではないでしょうか。

プラセンタとは「哺乳動物の胎盤」から抽出した「プラセンタエキス」のことをいいます。最近では、植物から抽出する「植物性プラセンタ」もありますが、哺乳動物の胎盤から抽出する「動物性プラセンタ」が主流です。

【胎盤とは】

胎盤とは、人間や哺乳動物の妊娠期に形成される臓器のこと。主に妊娠中母体から赤ちゃんに酸素や栄養素を届け、赤ちゃんの生命を守る大切な役割があります。プラセンタは、主に出産時に体外へ排出された胎盤を使用して製造しています。

プラセンタには、アミノ酸や核酸様物質、そしてビタミン・ミネラル・酵素・ムコ多糖類などの成長因子が、豊富に含まれています。そんなプラセンタは、主に馬や豚の胎盤から抽出。豚由来のプラセンタより、馬由来のプラセンタのほうが希少性も高く高機能といわれています。

馬由来プラセンタの効果

馬由来のプラセンタは、豚由来のものよりタンパク質やアミノ酸が豊富に含まれており、安全性も高いのが特徴です。そんな馬由来のプラセンタで効果が期待できる肌悩みは、主に以下のようなものがあります。

【馬由来プラセンタで効果が期待できる肌悩み】

  • しみ
  • しわ
  • そばかす
  • ニキビ
  • アトピー性皮膚炎
  • 乾燥

馬由来プラセンタを化粧品として使えるようにする方法

馬由来プラセンタの原料は「馬の胎盤」なので、そのまま化粧品に使うことはできません。プラセンタを化粧品として使えるようにするには、いくつかの工程を行ってプラセンタエキスを抽出していくのです。ここではカリテスラボが行っている、プラセンタを化粧品として使えるようにするまでの方法について解説します。

選別と洗浄を行う

まずは、冷凍された馬の生胎盤を解凍します。(カリテスラボでは、海外の契約農場で冷凍保存された「馬の生胎盤」を使用。)そのあと、人の手によって胎盤ひとつひとつを検査し、状態をみて選別を行います。とても手間のかかる作業ですが、機械ではなく人の手で行うことが良質なプラセンタ製造につながるのです。

胎盤の選別が終わったら、社内機密の特殊な洗浄機で胎盤に付着した雑菌を除去します。

たんぱく分解をする

洗浄機で付着した雑菌を除去したら、酵素分解釜で「たんぱく分解」を行います。「たんぱく分解ってなに?」と、思われますよね。たんぱく分解とは、プラセンタの主成分である「たんぱく」を「アミノ酸レベル」にまで分解すること。カリテスラボでは、独自処方のたんぱく分解酵素を数種類使って20種類のアミノ酸を抽出しています。

そして、分解するときに振動を与えてたんぱく分解の効率をアップ。これによりプラセンタ独特の臭いの発生の低減も可能にしました。たんぱく分解という工程は、プラセンタ原料を製造する際にとても重要な工程なのです。

不純物を取り出して濾過(ろか)して滅菌する

たんぱく分解をしたあと、抽出したプラセンタ原液を濾過(ろか)して滅菌を行います。プラセンタ原液を濾過(ろか)する際には、0.50ミクロンという特殊なフィルターを使って不純物を取り除いて滅菌。主に酵母や細菌や、熱で変性しやすいビタミン・糖類・血清などを濾過(ろか))して滅菌します。

さらに、プラセンタ原液の「冷凍と解凍」を繰り返し、しっかり不純物を取り除く作業を行います。

超高圧抽出をして再度濾過(ろか)をする

プラセンタ原液を滅菌して不純物を取り除いたら、超高圧抽出機で抽出を行います。この超高圧抽出機では、245メガパスカルという高圧でプラセンタ原液の粒子を微細化(ナノ化)。超高圧でプラセンタ粒子を微細化することで、プラセンタ独特の臭いの低減を可能にしたのです。さらに、プラセンタが高濃度でも粘度も低く、さまざまな製品への利用が可能になりました。

そして、超高圧抽出したあとに0.02ミクロンの特殊フィルターを使用し、可能な限りプラセンタ原液の濾過(ろか)を行います。

高圧処理をしてプラセンタを熟成させる

最後は、高圧処理をしてプラセンタを熟成させる工程です。プラセンタ原料に、マリアナ海溝(深さ10,000m)相当の圧力(100メガパスカル)を、高圧釜で24時間加えます。高圧を24時間加えることで、プラセンタを3年間熟成させたものと同等のものが仕上がるのです。自然に熟成させたものとは違い、高圧処理をして熟成させたプラセンタは鮮度も保てて微生物の繁殖も防ぎます。

その結果、高濃度で鮮度もいい高品質なプラセンタ原料が製造できるのです。

高品質なプラセンタ原料が完成

すべての工程を終え、いよいよ高品質なプラセンタ原料が完成です。プラセンタ原料には、原液タイプとパウダータイプがあります。原液タイプかパウダータイプかは、開発する製品によって使い分けるのが一般的です。

パウダータイプは、主に食品やサプリメントなどに使用します。そのため、プラセンタを化粧品に使いたい場合は原液タイプを選びましょう。

ちなみにカリテスラボでは、プラセンタエキス原液のたんぱく質の濃度で選ぶことが可能です。

一般的な化粧品開発の流れとは?

一般的な化粧品開発は、主に以下のような流れで行われます。

  1. 企画を立ち上げる
  2. 市場調査を行う
  3. 開発するアイテムを決める
  4. 使用する成分や配合などの処方を研究開発する
  5. 試作とテストを繰り返す
  6. 容器やパッケージを決めて包装資材などを選ぶ
  7. 生産を開始する
  8. 製品の完成

流れはこのようになっています。化粧品を開発して販売するには、このほかに薬事申請や「化粧品製造販売業と化粧品製造業」の許可も必要です。

【化粧品製造販売業許可と化粧品製造業許可とは?】

プラセンタ化粧品を開発したいならOEMがおすすめ

化粧品を開発して販売するには「化粧品製造販売業と化粧品製造業」の許可や、生産設備や製造スタッフも必要。そのため、化粧品の開発をゼロから立ち上げるのはとても大変です。それでも「化粧品の開発をしたい!」という方には、化粧品OEMがおすすめ!

【化粧品OEMとは?】

化粧品OEMとは、企画して作りたいと思った化粧品をOEMメーカーに委託して製造してもらうこと。

化粧品OEMメーカーは、化粧品の開発製造に必要な「化粧品製造販売業と化粧品製造業」の許可を取得しています。そのため、OEMメーカーに依頼すれば、自社で許可を持っていなくてもプラセンタ化粧品の開発が可能です。

プラセンタ化粧品の開発をOEMでするメリット

プラセンタ化粧品の開発をOEMですると、主に以下のような3つのメリットがあります。

【メリット】

  1. 設備投資の必要がない
  2. 在庫のリスクを削減できる
  3. 生産業務以外に集中できる

まず、化粧品の開発をOEMメーカに委託すると、生産を行うための設備をそろえる必要がありません。さらに、必要なロット数での発注が可能なので、過剰な在庫を抱えるリスクも軽減できます。

化粧品を開発するには、生産業務以外にも市場調査や販売戦略を考えるなど、やることがたくさんです。しかし、化粧品OEMメーカーに委託すれば生産業務を任せられるため、生産業務以外の仕事に集中できるでしょう。

OEMで化粧品を開発する流れ

ここでは、化粧品OEMでオリジナル化粧品を開発する一般的な流れを解説します。化粧品OEMでプラセンタ化粧品を開発してみたいと思った方は、ぜひ参考にしてみてください。

化粧品OEMメーカーに問い合わせる

まずは、OEMメーカーに問い合わせをします。化粧品OEMメーカーは、ネットで「OEM 化粧品」と検索すると探すことが可能。多くの化粧品OEMメーカーがあるため、そのなかから自分が開発したい化粧品に適したメーカーを選ぶようにしましょう。

化粧品OEMメーカーと打ち合わせを行う

問い合わせをした化粧品OEMメーカーと、初回の打ち合わせを行います。打ち合わせでは、以下のようなことを話すことが多いです。

開発したい化粧品のコンセプトや使いたい原料、さらに予算やロット数について打ち合わせ前にある程度決めておきましょう。事前にある程度決めておくと、打ち合わせもスムーズに進みます。

使用する成分や配合を処方を決める

打ち合わせ後、使用する成分や配合の処方を決めていきます。使用したい原料がある場合は事前に伝え、そのほかは作りたい化粧品のコンセプトや使用感に合ったものを選ぶようにしましょう。どんな成分を選んだらいいのかわからない場合は、OEMメーカーに相談するのがおすすめ。OEMメーカーはこれまでの実績があるため、化粧品のコンセプトに最適な処方を考えてくれるはずです。

試作とテストを繰り返す

開発する化粧品の処方が決まったら、化粧品OEMメーカーが試作品を作成してくれます。出来上がった試作品を実際に試し、納得がいかない場合は気になるところを伝えて改良してもらいましょう。使用感やテクスチャーは、化粧品にとってとても重要。ここは妥協せず、納得のいくまで試作とテストを繰り返すことが大切です。

容器や包装資材を選ぶ

試作品をチェックして納得のいく仕上がりになったら、化粧品の容器やパッケージ用などの包装資材を選びます。化粧品は見た目のイメージも大切なので、開発する化粧品が魅力的になるものを選びましょう。ただし、容器に関しては使いやすさも重要です。

生産を開始して納品される

試作品も完成して容器や包装資材が決まったら、いよいよ発注をしてオリジナル化粧品の生産が開始。生産が完了すると、指定した配送方法・配送場所にオリジナル化粧品が納品されます。納品された化粧品に破損がないか確認し、問題がなければ販売を開始しましょう。

カリテスラボなら高品質なプラセンタ化粧品を開発できる

カリテスラボは「高品質なプラセンタ原料」を製造するために、20年以上も研究と開発を行っている原料製造メーカーです。日々の研究と開発を重ねて低分子で高濃度、そしてプラセンタ臭の低減を実現。カリテスラボなら「高品質なプラセンタ」を使用して、オリジナルの化粧品を作ることが可能です。

【カリテスラボの魅力】

  • プラセンタ原料製造メーカーだから高品質なプラセンタ化粧品が開発できる
  • 委託された化粧品製造は自社工場で一貫して製造できる
  • 納得がいくまで繰り返し試作品を作成する
  • 小ロットからでも開発が可能
  • 納品したあとも売り上げ推移に応じた改良が可能

高品質なプラセンタ化粧品を開発したいならカリテスラボにご相談を!

オリジナル化粧品を開発して販売するには「化粧品製造販売業と化粧品製造業」の許可や、製造設備をそろえる必要があって大変です。そのため、化粧品を開発するならOEMメーカーに委託するのがおすすめ。

プラセンタを使用した化粧品を開発したい場合、委託できるOEMメーカーはたくさんあるでしょう。しかし「高品質なプラセンタ化粧品を開発したい!」と思っているなら、ぜひカリテスラボにご相談を!

カリテスラボでは、開発したい化粧品に合わせてプラセンタ原液の濃度を変えて高品質なプラセンタ化粧品を生産。小ロットや低予算でも、違いがわかる高品質なプラセンタ化粧品作りのお手伝いをさせていただきます。工場や設備の見学もできますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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