化粧品OEMを活用して化粧品ビジネスを始めようと思っているものの、「莫大な費用がかかりそう」「大量に在庫を抱えないか不安」と考える人も多いのではないでしょうか?
そこで活用したいのが、化粧品OEMの小ロット発注です。OEMメーカーの中には、10個単位~の小ロット発注にも対応してくれるケースもあるため、超小規模でも低リスクで化粧品ビジネスに参入可能です。
本記事では、化粧品を超小規模で作りたい人に向けて、10個から化粧品OEMを始めるメリット・デメリットや流れについて解説していきます。
INDEX
結論からいうと、メーカーによっては小ロットの10個からでもOEM化粧品を始められます。ただし、10個からの小ロット発注は対応が難しいメーカーが多いです。
OEM化粧品の最小ロットはメーカーによって異なりますが、1,000個からの発注が一般的であり、それ以下の小ロット発注に対応してくれるメーカーは少ないのが現状です。
理由として、小ロット発注は費用や労力を考えると割に合わないことが挙げられます。一度に製造する商品の個数が少ない場合、製造ラインの組み立てや洗浄の頻度が増えるため、生産効率が低下するリスクが高いです。
また、工場の維持管理費用や事務・営業の費用などの固定費は、製造ロット数にかかわらず一定で発生します。小ロット発注だと商品1個あたりにかかる固定費が高くなり、利益率も低下しやすいでしょう。
このように、小ロット発注はメーカー側のメリットが少ないことから、生産効率や利益率が高い大ロットからの発注でないと受け付けてくれない場合が多いのです。
前述の通り、小ロットの生産は手間やコストがかかる割に十分な利益を得るのが難しいため、小ロット発注には対応できないメーカーが多いです。
そんな中でも小ロット発注に対応してくれるメーカーは、原料の仕入れや製造過程に独自の工夫を凝らし、徹底的に無駄を削減したり場合によっては自社の利益を犠牲にしたりして、小ロット発注を実現できています。
OEM化粧品の小ロット発注ができるメーカーを見分けるには、メーカーの公式ホームページに記載されている最低ロット数をチェックしましょう。
メーカーによっては、10個~の小ロット発注に対応しているケースもあります。もし、最低ロット数が記載されていなければ、化粧品の製造に使われている窯の大きさを見てみましょう。
大きい窯しかなければ、小ロット発注には対応してくれない可能性が高いです。どうしても分からなければ、メーカーに電話やメールで直接問い合わせてみましょう。
小ロットの10個からOEM化粧品を始めるメリットとしては、主に下記の4つが挙げられます。
ここからは、上記のメリットについてそれぞれ詳しく解説していきます。
OEM化粧品を始める際にかかる初期費用は、ロット数が多いほど高額になります。1,000個以上の大ロット発注であれば、かなりまとまった費用が必要です。
しかし、10個単位など小ロット発注が可能なメーカーを選べば、初期費用を最小限に抑えられるため、小規模な事業者でも化粧品ビジネスに参入しやすいです。
大ロットで発注すると大量の在庫を抱えてしまい、売れ残った分だけ損をしてしまうことになります。
また、在庫を抱えている間は在庫を管理するための倉庫の賃借料や、品質を保つための設備費用などの保管費用も発生しますが、在庫を多く抱えるほど増加します。
小ロットの発注であれば、化粧品が売れ残ったとしても少量で済むため、保管費用も最小限に抑えられるでしょう。
OEM化粧品を小ロットで発注すれば、自社で生産設備を持たない事業者でもオリジナル化粧品を開発でき、競合との差別化を図れます。
また、小ロット発注なら初期費用が抑えられる分、化粧品の原料やデザインなどにお金をかけられるため、独自性のあるこだわりの化粧品を開発できるでしょう。
テストマーケティングとは、新商品を販売する前に試験的な販売を行うことです。実際に化粧品が売れるかは、顧客の反応を見てみないと分かりません。
そこで、OEM化粧品を小ロットで発注して、試験的に限られたエリア内で販売してみたり、ノベルティとして提供してみたりすれば、発売前に顧客の反応を確かめられます。
顧客の反応が良く、化粧品が売れそうだと感じたらそのタイミングで追加発注をかけて、
逆に顧客の反応が悪ければ、顧客の声をもとに再度化粧品の改良や販売方法の見直しを行えます。
そのため、売れる可能性が高まった状態で本格的な販売ができるのが大きなメリットでしょう。
小ロットの10個からOEM化粧品を始めるデメリットとしては、主に下記の3つが挙げられます。
ここからは、上記のデメリットについてそれぞれ詳しく解説していきます。
OEMメーカーが自社で原料や容器などを製造しておらず、別のメーカーから仕入れている場合、仕入れ先のメーカーで小ロット発注ができなければ、原料や容器などによっては小ロットに対応できません。
必然的に選択肢が少なくなるため、小ロットにこだわると既製品と似通った化粧品になり他社との差別化が難しくなる可能性が高い点に注意が必要です。
OEM化粧品の製造には、工場の維持管理費や人件費、開発費などの固定費が製造ロット数にかかわらず一定で発生します。
小ロットでも大ロットでも固定費は変わらないため、小ロット発注では化粧品1つあたりの固定費が割高になります。
原価が高いとその分利益が少なくなってしまうため、十分な利益を得るには販売価格を上げたり、その他の費用を抑えて原価を下げたりなどの努力が必要になるでしょう。
近年は、小規模事業者や新規参入者に向けて、小ロット発注にも対応しているOEMメーカーが増加傾向にありますが、最低ロット数は100個以上に設定されている場合がほとんどです。
10個からの小ロット発注には対応してくれないメーカーが多いため、非常に限られた選択肢の中でメーカーを選ぶ必要があります。
小ロットのOEM化粧品を発注するまでの流れは下記の通りです。
ここからは、上記の流れについてそれぞれ詳しく解説していきます。
まずは、OEM化粧品の小ロット発注を依頼したいメーカーへ問い合わせて、初回打ち合わせの日程を決めましょう。
打ち合わせでは、製造したい化粧品の種類や容量、生産個数、予算、納期などの具体的な要望のヒアリングが行われます。
打ち合わせ時に確認した要望やコンセプトを元に、メーカーからOEM化粧品の処方やデザイン仕様が提案されます。
化粧品を取り扱うOEMメーカーは、化粧品の製造に関する専門知識や経験が豊富にあるので、理想の化粧品を作るための適切なアドバイスがもらえるのもメリットです。
打ち合わせをある程度重ねたら、メーカーが試作品を制作します。実際に試してみて、テクスチャーや効果、香りなどを評価し、改良を繰り返し行いながら化粧品の処方やデザイン仕様を決定する流れです。
化粧品の処方やデザイン仕様に納得がいったら、メーカーが見積もりの作成を行います。
提示された見積もり書に問題がなく、双方が合意すれば正式に契約を締結します。
メーカーによっては、化粧品の薬事申請を代わりに行ってくれる場合もあります。
各種法令に基づいて原料や資材などを発注し、OEM化粧品の製造・品質検査を行います。製造が完了したら、完成した商品が配送されて完了です。
OEM化粧品を小ロットで発注する際のメーカー選びのポイントとしては、主に下記の3つが挙げられます。
ここからは、上記のポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。
小ロット発注の対応経験が豊富なOEMメーカーは、豊富な専門知識やノウハウを持っています。そのため、小ロットでも原価を抑えたコスパの良い化粧品を製造してくれるでしょう。
また、OEMメーカーの中には、製造だけでなく企画や開発、マーケティング、薬事対応までサポートしてくれるところもあります。初めて化粧品ビジネスに参入するなら、製造以外の面もサポートしてくれるOEMメーカーを選ぶと安心です。
小ロット発注では、原料や容器の選択肢が限られている場合が多いです。
小ロットでも原料や容器などの具体的な要望に応えてくれるメーカーに依頼すれば、他社との差別化が図りやすく、中身もパッケージもオリジナリティ溢れる理想の化粧品を開発しやすくなります。
一度に製造する量が多いほど1個あたりの原価は下がりますが、大量に在庫を抱えるリスクがあるため、事業規模に合わせて段階的に生産量を増やしていくことが重要です。
大ロットの単価を事前に調べておけば、将来的に生産量が増加した場合の利益率も計算できるため、長期的な視点で事業計画を立てられます。
小ロットと大ロットの単価はOEMメーカーによって異なるため、複数のOEMメーカーに問い合わせて単価を比較してみましょう。
経済ロット数とは、もっとも効率的に製造でき、ある程度原価も抑えられるロット数のことです。
最初は小ロット発注から始め、最終的には経済ロット数になるように製造量を徐々に増やしていくと、効率的に利益率を上げられます。
カリテスラボなら、オーダーメイドでなければ小ロットの10個からでもOEM化粧品が始められます。
カリテスラボは、20年以上にわたってプラセンタの抽出技術研究を積み重ねてきた、プラセンタ専門の原料製造・販売会社です。
自社工場でプラセンタを独自の超高圧製法で製造し、高品質で安全な原料・製品を提供しています。
小ロット・低予算からでも、お客様のコンセプトにマッチしたプラセンタ化粧品の製造が可能なので、小ロットでのプラセンタ化粧品のOEMをご検討されている人は、ぜひ一度ご相談ください。
カリテスラボでは、馬の胎盤から独自の製法で抽出したプラセンタを使用しています。馬由来のプラセンタは、他のプラセンタよりも良質なアミノ酸が豊富で安全性も高いのが特徴です。
カリテスラボでは、窒素量約0.1〜1.2%(たんぱく質含有量約0.625〜7.5%)でプラセンタエキスの製造・供給が可能で、お客様のご希望に合わせてたんぱく質の含有量を選択できます。
プラセンタには、下記の健康や美容を維持・促進するのに不可欠な成分が豊富に含まれています。
特に馬由来のプラセンタは、他のプラセンタと比べてアミノ酸が豊富に含まれているため、優れた健康・美容効果が期待できます。馬由来のプラセンタによって期待できる美容効果は下記の通りです
小ロットの10個なら、初期費用や在庫を抱えるリスクを最小限に抑えられます。小規模なお店や個人でも小ロット発注から始めれば、損失を最小限に抑えつつオリジナルの化粧品を開発できるでしょう。
カリテスラボなら、10個からの小ロットでも高品質なプラセンタ化粧品のOEMが可能です。プラセンタを含まない一般的な化粧品のOEMも承っております。低リスク・低予算で化粧品ビジネスへの参入を検討されているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。
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