プラセンタが配合されているサプリメントは、美容効果が期待できるとして特に女性にとって人気が高いです。そこで、自社でプラセンタのサプリメントを独自開発して販売したい場合もあるでしょう。
では、プラセンタサプリをOEMに生産委託する場合、どのような観点で選べば良いのでしょうか?本記事では、プラセンタサプリを依頼する際におすすめのOEM会社や、プラセンタサプリの最新情報について解説します。
INDEX
プラセンタサプリを開発・製造する場合、どの種類のプラセンタを選定するのかが重要です。主に動物性と植物、海洋性に分類されて、それぞれに特徴が異なります。
ここでは、主なプラセンタの種類について解説します。
ヒトプラセンタとは、人由来の胎盤のことを指します。母親の体内でわずか10ヶ月と限られた期間内で、小さな受精卵を3kg程度まで育て上げるものです。
胎盤は胎児に対して栄養を送り育てるための器官となり、栄養分を豊富に含んでいる特徴があります。その栄養分に注目して、古くから医療や美容の分野で活用されているのです。
日本においては、1950年代より医薬品としてヒトプラセンタの活用が進んでおり、現在では以下2つのプラセンタ注射が厚生労働省に医薬品として認可されています。
また、ヒトプラセンタは数こそ少ないもののサプリメントとしても活用されています。
動物プラセンタとは、動物由来で生成されたプラセンタです。動物プラセンタの中でも、主に以下の種類があります。
各プラセンタの特徴は、以下のとおりです。
豚由来となる豚プラセンタは、プラセンタの中でもスタンダードな種類となります。豚は年に2回出産して、1度に10頭が生まれると言われています。他の動物よりも出産数が多いため、胎盤も多く採取できる点が魅力的です。
また、安定的に供給できる点も豚プラセンタの特徴となっています。豚プラセンタの安全性を担保する方法として、SPF豚と呼ばれる日本SPF豚協会が定めた厳格な基準があります。
SPF豚は抗生物質を与えることなく飼育しており、適切に管理されている環境下で飼育されているのが特徴です。よって、不純物が混入しにくく高い品質を確保できます。
ほかにも、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会の認定マークであるJHFAマークが付いているプラセンタも安心です。
豚プラセンタの次にスタンダードな動物プラセンタが、馬由来の馬プラセンタです。馬プラセンタの場合、他のプラセンタと比較しても多くのアミノ酸が含まれているのが特徴です。
馬プラセンタに利用される馬の大半はサラブレッドであり、血統が明らかになっている点が魅力的です。徹底した栄養管理によって、理想の条件下で飼育されています。
馬の場合、豚と比較すると出産数が少なく高価になる場合が多いです。また、実際にサプリメントに含まれている馬プラセンタがごく微量なケースがあります。
羊プラセンタは、主にヨーロッパや北米において人気の高いプラセンタです。スイスの最高級クリニックラプレリー実施されていた最高峰アンチエイジング治療が、黒羊の胎盤の点滴であったことで有名です。
羊は病気にかかりにくい特徴があり、安全性は高い特徴があります。一方で、日本では狂牛病問題が表面化されて以降、羊の流通量が極端に少なくなったため、羊由来のプラセンタ自体が減少しています。
植物性プラセンタは、発芽が起きる部位となる胎座から抽出されたプラセンタです。植物の場合、動物と違い胎盤は存在しませんが、胎盤と似た働きをする発芽から抽出しています。
動物性プラセンタの場合、アミノ酸やミネラルなどの栄養素は含まれている一方で、成長因子は含まれないため、正確には動物性プラセンタとは別物と考えるべきものとなります。
海洋性プラセンタとは、魚類の卵巣膜から抽出されたものを指します。卵を育てる上で必須となるアミノ酸やヒアルロン酸、コラーゲンといった栄養成分が含有する一方で、成長因子は含まれていません。
プラセンタを配合しているサプリメントを開発・製造する上で、プラセタンタサプリメントがどのようなメリットがあるのかを理解していくことが重要です。プラセタンタサプリメントのメリットとして、主に以下が挙げられます。
プラセンタに配合されるアミノ酸や成長因子などにより、肌の水分量をキープする効果があります。これにより、肌の弾力をアップさせることが可能です。
肌の弾力がアップすることで、シワが目立ちにくくなり見た目を美しくキープできるので、美容を意識している方によっては有益です。
プラセンタサプリメントに配合される成長因子は、細胞を活性化させる効果が期待できます。具体的には、皮膚細胞においてエネルギー代謝を高めたり、細胞再生に必要な材料を補給したりできるのです。
肌の再生によって、老化の改善や老化予防を期待できます。
プラセンタサプリメントの場合、メラニン色素を生成するチロシナーゼと呼ばれる酵素の活性を阻害する働きを担います。これにより、シミの予防に効果があるのです。
また、後述するようにプラセンタサプリメントでは血行促進効果がある点もシミの予防に一役買います。
プラセンタには、美容とアンチエイジングにおいて大敵となる、体の酸化に抗う効果が期待できます。
体内で増加した活性酸素を除去することで、老化防止だけでなく生活習慣病などの予防も期待できます。
プラセンタサプリの摂取により、抗炎症作用も期待できます。抗酸化作用によって、 ニキビや赤み、かゆみなどの炎症を抑制できるのできれいな肌をキープできます。
プラセンタサプリメントを飲むことで、血流を活発化する作用があります。血流促進により冷え性が改善されて、同時にくすみの改善により明るい肌色に近づけられる可能性が高まります。
プラセンタサプリメントはメリットがある反面、以下のデメリットや注意点があります。
各デメリットや注意点について、詳しく解説します。
プラセンタサプリメントの場合、製品によって用法・用量が異なります。サプリメントに記載された飲み方を順守すると同時に、医師や薬剤師の指示に従うことも重要です。
プラセンタサプリメントを摂取しても、基本的には副作用は見られない場合が多いです。ただし、副作用がある副作用がある点には十分注意してください。
動物由来のプラセンタの場合、たとえば豚アレルギーがある人が豚プラセンタを摂取すると、アレルギー症状が発生する可能性があります。よって、動物性たんぱく質に対してアレルギーがある場合などは、医師などに相談することをおすすめします。
プラセンタサプリメントの場合、一度飲んだだけで劇的な効果を得られるものではありません。基本的に、飲み続けないと効果が実感しにくいものです。
得られる効果には個人差があるため、効果が実感できるまで飲み続ける必要があります。
プラセンタサプリメントは飲み続けることが前提となり、ランニングコストがかかります。サプリメント1日あたりの金額は、商品によって20円から500円ほどとばらつきがあります。
特に、希少価値の高い馬プラセンタの場合は高価な費用となりがちです。よって、ランニングコストも意識して選定する必要があります。
プラセンタサプリメントの開発・生産を委託できるOEM会社を選ぶ際には、以下のポイントを重視することをおすすめします。
各選定ポイントについて、詳しく解説します。
OEM工場を選ぶ際には、品質管理部門の有無や第三者機関による品質検査を実施しているかを確認してください。もし品質管理体制が整っていない場合、製造したサプリメントに重大な不具合を発生させるリスクが高まります。
そこで、品質に責任を持つ部門を明確にして、その部門が主導となり工程管理や検査などを徹底できるかが鍵です。また、仮に出荷したサプリメントに不具合があった場合の対応窓口があるかについてもよく確認してください。
品質管理体制を確認すると同時に、ISOやGMPの認証を取得しているかも重視したいポイントです。ISOとは国際規格のことで、サプリメントのような食品分野では食品安全マネジメントシステムISOがあります。
食品安全マネジメントシステム規格としてISO22000が有名であり、取得している工場を選べば安心感があります。また、GMPとはGood Manufacturing Practiceの略称であり、日本語では適正製造規範と訳されます。
原材料の受注から製造プロセス、製品の出荷に至るまで、適切に管理するための組織が構築されていることの証明となる認証です。サプリメントは人が口にするものであり、可能な限りISOやGMPの認証を取得したOEM向上を選んでください。
OEM工場を選ぶ際には、原料が充実しているかも重視したいポイントです。OEM工場によって、国内外から優れた原料を調達可能な独自のルートを保有しているケースがあります。
原材料にこだわりたい場合、どの原料を使用して指定すれば、ニーズに合った原料を調達し使用してくれるOEM工場を利用するのがおすすめです。
すでにプラセンタサプリメントを製造した実績があるかも、選定時に確認したいポイントです。サプリメントを含めた健康食品の製造実績があれば、製造の技術に関するノウハウが豊富な場合が多いです。
これにより、品質の高いサプリメントを製造してもらえる可能性が高まります。実績については、OEM工場のホームページなどで確認可能です。
中小企業や個人でプラセンタサプリメントの製造を行う場合、少量生産を依頼したいものです。特に、サプリメントの場合は賞味期限がある関係上、大量生産して在庫を抱えていると賞味期限切れのリスクがあります。
また、倉庫の確保も必要になるため小ロット発注できるかを重視してください。最小ロット母体数は、各工場により対応が異なるため、事前問い合わせが必要です。
プラセンタサプリメント製造OEM会社は多く存在する中で、プラセンタ抽出に力を入れているカリテスラボがおすすめです。カリテスラボでは、20年以上にわたってプラセンタ抽出技術研究を実施しています。
常に高品質であることを目指しており、単に原料供給やOEM製造会社というだけでなく、独自の製造技術を用いた新しい市場開拓の提案が可能です。
カリテスラボの強みや特徴として、以下が挙げられます。
カリテスラボでは、独自の製造技術を持ち合わせている特徴があります。特に、以下の製造技術によって、お客様に安心して使用いただけるサプリメントを製造可能です。
各技術の詳細は、以下のとおりです。
プラセンタの原材料となる胎盤については、酵素分解釜でたんぱく分解を実施します。プラセンタの主成分となるたんぱくをアミノ酸レベルまで分解しています。
酵素分解釜では、カリテスラボ独自の装置を採用しており、振動エネルギーを与えることで酵素の働きを活発化できるのが特徴です。これによって、加熱時間を短縮化でき残渣を減少させることができます。
残渣を減らすことで、胎盤から効率良く栄養分をプラセンタ原料することに成功しています。さらに、加熱時間を短縮することで、プラセンタ独特の臭いを低減しているのが特徴です。
酵素分解釜において、たんぱく分解されたプラセンタ原料を超高圧抽出機にかけて抽出しています。超高圧抽出機内では、245Mpaという高圧によって、プラセンタ原料をマッハ4相対速度で斜向衝突させることで、微粒化(ナノ化)可能です。
プラセンタ粒子の微粒化によって、独特なプラセンタ臭の低減が可能となっており、高濃度でも粘度が低く製品への利用範囲が格段に広げることに成功しています。
プラセンタ高圧熟成は、原材料に対して高圧加工処理を施すシステムのことです、世界で最も深いマリアナ海溝相当の圧力となる、100MPaを製品に加えることが可能です。
プラセンタ原料を100Mpaの高圧釜で24時間処理することで、常圧(0.1MPaの環境)で3年間自然熟成された原料と同等の製品が仕上がるのが特徴です。短時間で熟成させることで鮮度をキープすることが可能であり、微生物の発育や増殖を阻止できます。
カリテスラボの強みとして、以下のポイントがあります。
各強みの詳細は、以下となります。
カリテスラボの特徴として、高品質な馬プラセンタを使用している点が挙げられます。オーガニック食物で育てて安全で新鮮な馬のプラセンタを世界中から入手しており、より安全性が高いプラセンタエキス原料を製造しています。
中央アジアに位置する高地で放牧された食用馬から採集しており、自社工場においてプラセンタ原料を製造することで新製品の開発が迅速に行える点もメリットの1つです。
プラセンタの原材料である生胎盤の採取において、カリテスラボでは独自の安全な拠点を設けており、安定的に調達できる体制をキープしています。生胎盤採取では、美容と健康に役立つ成分であるEGFやFGFなどの成長因子を多く含む臍帯などを、胎盤の活性を損なわないように衛生管理と鮮度保持を徹底しています。
国内外のスタッフや契約牧場主に至るまで徹底した指導を実施することで安定的に調達できる体制を維持できているのです。
カリテスラボでは、プラセンタ原料製造から製品化まで自社工場で対応している点も強みです。自社工場において特殊な製法で抽出したプラセンタ原料は、原料のまま供給されてサプリメントや化粧品を製品化した後、供給しています。
プラセンタの効能を十分に活かしたサプリメントを製造したい場合、いかに優良なOEM会社を選定できるかがポイントです。特に、サプリメントは食品となるため安全性の担保は必須であり、品質管理体制が整っているOEM会社から選んでください。
カリテスラボでは、良質な馬プラセンタを使用した商品の開発から製造まで担当しています。サプリメントの製造を考えている場合、カリテスラボまでお気軽にご相談ください。
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