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オーガニック化粧品OEMは
小ロットで
発注可能?生産する魅力や成功の
秘訣も紹介

  1. 2024.9.10

天然由来の成分で作られるオーガニック化粧品。細かい規定があるオーガニック化粧品は、製造専門のOEMメーカーに依頼できるものなのかが気になる方もいるでしょう。また、製造を検討するブランドのなかには、小ロットでの製造を行いたい方もいるかもしれません。

オーガニック化粧品は、OEMメーカーへの依頼が可能です。メーカーによっては小ロットで依頼できるため、費用面での負担も軽減できます。

そこでこの記事では、オーガニック化粧品の基本やOEM製造を依頼するメリットを紹介します。また、魅力とあわせて確認しておきたい懸念点についても紹介するので、オーガニック化粧品OEMを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

オーガニック化粧品OEMとは

オーガニック化粧品のOEMとは、オーガニック化粧品を製造専門の企業に製造を委託することです。OEMは「Original Equipment Manufacturer」の略称で、ブランド専用のオーガニック化粧品を設計から製造までの一環を依頼できます。

USDAやCOSMOSなどの国際有機認証を取得しているOEMメーカーもあり、オーガニック成分を有効に使った化粧品を製造することが可能です。またオーガニックに特化したOEMメーカーであれば、オーガニックに関する知識がないブランドでもオーガニック化粧品を製造することができるのもポイントです。

オーガニック化粧品の主要成分と効果

ここからは、オーガニック化粧品の主な成分や効果をみていきましょう。

植物エキス

オーガニック化粧品には、自然から得られる植物エキスが多く含まれています。オーガニックエキスは肌に優しい成分が豊富で、さまざまな効果が期待できるのが魅力です。

カモミールエキスの場合は抗炎症作用があるため、肌荒れや赤みを抑える効果があるとされています。また、ローズマリーエキスは抗酸化作用が強く、肌の老化を防ぐサポートをします。

また植物エキスはオーガニック化粧品OEMと小ロット生産で扱われることが多く、製品のクオリティを高めることにもつながりやすいです。

天然オイル

天然オイルも、オーガニック化粧品の主要成分です。代表的なものとして、以下のようなオイルが挙げられます。

また天然オイルは化粧品OEMの製造工程で小ロットから取り扱うことができるため、ニーズに合わせた製品づくりができるのもポイントです。

オーガニック食材で育てた動物のエキス

オーガニック化粧品は、植物エキスや天然オイルだけでなくオーガニック食材で育てた動物のエキスを成分として使用するケースもあります。たとえば、プラセンタは胎盤(たいばん)から抽出された成分のことです。プラセンタにはアミノ酸やミネラル、ビタミンといったさまざまな成分が含まれており、美容や健康への効果が期待できるエキスとして国内外問わず注目を集めています。

馬プラセンタや豚プラセンタ、羊プラセンタなどさまざまな種類があり、オーガニックの食材で飼育することによりオーガニック化粧品の成分として使用することが可能です。プラセンタのほかにも、ケラチンやミツロウといった生物から抽出した成分があります。

オーガニック化粧品OEMのメリット

次に、オーガニック化粧品OEMのメリットを紹介します。

サステナビリティでエシカルな製造ができる

オーガニック化粧品は、環境を保護しながら高品質な製品を提供するという理念に基づいた製品です。オーガニック原料は地球環境に優しいため、サステナビリティでエシカルな製造ができるメリットがあります。

オーガニック化粧品をOEMメーカーに依頼して小ロットで製造すると、エコフレンドリーな材料を使用できたり、廃棄物を最小限に抑えられたりといった取り組みが可能です。再生可能エネルギーを活用した製造プロセスやサステナブルなモノづくりを推進するなど、近年のトレンドを組み込んだ製品を展開することにより、ブランドイメージの向上にもつなげられます。

製品づくりにこだわれる

製品づくりにこだわることができるのも、オーガニック化粧品OEMのメリットです。オーガニック化粧品は自然由来の成分を使用することで、肌に優しい製品を提供することが可能です。オーガニック原料は化粧品の製造において、刺激が少ないとされているため敏感肌やアレルギーを持つ方でも使用しやすい傾向があります。

しかしオーガニック化粧品を製造するには、製品テストやマーケットリサーチが必要です。一般的な化粧品製造と比較すると、コストや時間がかかってしまう可能性もあります。とくに小規模ブランドは、必要なコストや時間が裂けずに製品づくりにこだわれないケースがあるでしょう。

オーガニック化粧品の製造に特化したOEMメーカーを依頼すれば、製造時の懸念点を回避して製品づくりに取り組むことが可能。アドバイスも受けられるので、納得がいくまで製品づくりを行えます。

厳選された成分を使ったこだわりのオーガニック化粧品を展開することで、高品質な製品だという印象を消費者に与えることができ、市場での競争優位を確立しやすくなるでしょう。また、オーガニック原料を使用することでブランドの差別化を図ることもできます。

オーガニック化粧品を小ロットで生産する魅力

オーガニック化粧品のOEMは、製造を考えているブランドにとって多くの利点があります。とくに、初めての化粧品OEM製造に挑戦する企業や新規ブランドにとっては、小ロット生産がおすすめです。ここからは、オーガニック化粧品を小ロットで生産する魅力を紹介します。

製造時のリスクを低減できる

小ロット生産の魅力は、リスクを最小限に抑えられることです。製品が市場でどの程度受け入れられるか不明な初期段階では、大量生産よりも小ロットでスタートするほうが投資リスクを抑えられます。また少量生産であれば顧客のニーズに柔軟に対応できるため、トレンドや消費者のフィードバックに基づいた迅速な製品改良も可能になります。製造時に顧客の声を反映することで、ブランドの信頼性も高まるでしょう。

オーガニック原料は高価な傾向があります。そのため、少量での生産のほうが合理的な選択である場合も多いです。在庫を抱えるリスクを抑えながら製品づくりに取り組めるので、開発に注力しやすいのもポイント。また、万が一失敗してしまった場合でも損失を最小限に抑えることができます。

コスト削減にもつながる

小ロットでの製造は初期投資を抑えやすく、資金面での負担も軽減できる魅力もあります。オーガニック化粧品は高品質な材料を使用すると、原材料のコストが高くなる場合があるでしょう。小ロットで製造を行えば、資金を効率的に活用することができます。

また、テストマーケティングとして試験的に少量の製品を市場に投入することで、消費者の反応を確認しながら次のステップを計画できるのも利点です。

在庫管理がしやすくなる

大量に在庫があると、管理が複雑になるケースがあります。化粧品の製造を小ロットで生産することで、在庫管理も容易になります。とくにオーガニック化粧品は品質の維持が重要であり、適切な在庫管理が必要です。

小ロットで製造することで、適切な保管スペースを確保しやすくなるだけでなく、製品の鮮度を保つこともできます。また需要の変動にも柔軟に対応できるため、ブランドのイメージを損なうことなく、常に新鮮で高品質な製品を消費者に提供することが可能になります。

オーガニック化粧品を小ロットで生産する懸念点

小ロットでのオーガニック化粧品の生産は、魅力が多い一方で懸念点も存在します。主に考えられるのが、一製品あたりの単価が高くなりやすい点です。大量生産と比較して、一つあたりの製造コストが高くなるため、価格競争力が低下する可能性があります。とくにオーガニック化粧品OEMの場合、高品質の原料を使用するため、コスト面での制約が大きいケースも考えられます。

また製造の流れが複雑になりやすいため、少量生産を頻繁に行うことで品質管理や原料調達に追加の手間がかかるケースもあるのも抑えておくポイント。オーガニック製品の場合、季節や天候によって原材料の供給が変動する可能性も高く、納期の予測が難しくなることもあるでしょう。

さらに、生産ラインの調整が必要となったり計画通りに進まなかったりと納期の管理が難点になる例もあります。小ロットでオーガニック化粧品を生産する際は、慎重にスケジュールを組むと製造時のトラブルを回避しやすくなるでしょう。

オーガニック化粧品で成功する秘訣

オーガニック化粧品で成功するには、いくつかの秘訣があります。具体的なポイントをみていきましょう。

信頼できるOEMメーカーの選定する

小ロットでのオーガニック化粧品の製造に成功するためには、信頼できるOEMメーカーの選定がカギとなります。化粧品OEMメーカーの選び方として重要なのが、依頼するメーカーがオーガニック素材を取り扱っているかどうかです。オーガニック素材を取り扱うOEMメーカーであれば、高品質な原料調達もしやすく、調達にかかるコストも抑えやすくなります。

また、オーガニックに関する知識も豊富である傾向にあるため、製品開発しやすいのもポイントです。さらに、小ロット生産が可能なメーカーを選ぶことで、リスクの低減やコストを抑えることにもつながります。

魅力的なブランド戦略を打ち出す

魅力的なブランド戦略も、成功の秘訣として挙げられます。オーガニック化粧品市場は競争が激しく、独自のブランドアイデンティティを確立することが重要です。そのためには、企画段階でしっかりとしたコンセプトを打ち立て、デザインに反映させることが必要です。

さらに、パッケージやラベルのデザイン性に注力するのもおすすめです。パッケージやSPツールにも対応しているOEMメーカーと協力することで、ブランド戦略を効果的に実現できるでしょう。

品質管理と持続可能な製品づくりを実施する

オーガニック化粧品で成功するには、品質管理と持続可能な製品づくりの実施も重要です。オーガニック化粧品の製造において品質管理は欠かせないポイントで、消費者にとっても大きな信頼の根源といえます。

また持続可能な方法で原材料を調達し、環境への配慮を徹底することも消費者に対する強いアプローチとなるでしょう。品質管理と持続可能な製品づくりを実施することで、小ロットで生産する懸念点も避けやすいです。

オーガニック食材で育った馬プラセンタエキスを使用

カリテスラボでは、主に中央アジアに位置する広大な自然に恵まれた大地で放牧している食肉用から馬の胎盤を採集しています。食用馬にオーガニックなエサを与えているため、オーガニックなプラセンタ製品の製造が可能です。

また胎盤が大きいため、たんぱく量やアミノ酸が高いプラセンタを抽出できるのもポイントです。オーガニックなエサで育った安全性の高い新鮮な馬のプラセンタを配合できます。

カリテスラボでプラセンタ製品を製造するプロセス

カリテスラボでのオーガニックなプラセンタ製品のOEM製造は、お問合せフォームから受け付けております。弊社にて内容を確認したのち、打ち合わせを行います。

ここからは、納品までのフローについて解説していきましょう。

プロセス1.ご要望のヒアリング(打ち合わせ)

カリテスラボでは、企画から製造、納品までの一連の工程を行います。打ち合わせでは、お客様のニーズやご要望をヒアリングし、製品のコンセプトや仕様を決定します。

以下は、これまでお客様から寄せられたご要望の例です。

また工場設備の見学も随時受け付けています。ご希望の場合は、お問い合わせの際にお知らせください。

プロセス2.製品の開発やご提案

打ち合わせの次に、製品の開発やご提案を行います。ご希望する商品が未定の場合も、明確なイメージ化を提案し、製品の製造までサポートします。

以下は、ご提案(サポート)に関する例です。

カリテスラボでは、お客様の製品コンセプトに対して弊社の持つ知識と経験を最大限に活用します。化粧品やプラセンタに関する知識がない場合でも、安心して製品づくりを行うことが可能です。

プロセス3.試作品(サンプル)のお渡しや処方の決定

試作品(サンプル)の製造は、お客様が納得のいく形に仕上がるまで改良を重ねます。回数制限などもございませんので、満足いく製品が完成するまでサポート(※)いたします。

また試作時は、使用感を試すことも可能です。試作品の段階で徹底した製品づくりを行うことにより、リリースまでの時間ロスも削減できます。

さらに試作品の段階で、製品の安定性の確認やパッチテスト、防腐力試験などもご希望やご要望に反映させます。

※試作費用については、着手前に無償・有償を提示させていただきます

プロセス4.見積書の提示と本契約

見積書は、処方・仕様・ロット数が決定したあとに最終的な見積書として提示させていただきます。製品を明確にしたのちに本契約といたしますので、リリース日の決定やプロモーションなどのマーケティングもしやすくなります。

また最終処方・容器における安定性試験も実施。取引契約書を取り交わした後、コンプライアンス(薬事法、健康増進法、製造物責任PL法etc.)に基づく申請や製造をおこないます。

プロセス5. 生産(製造)および納品

契約が完了しましたら、生産(製造)に移ります。バルクの製造及び充填・包装等を行い、出荷可否判定後に納品させていただきます。

またカリテスラボでは、お客様のご要望に応じてプラセンタの原料供給も可能です。OEM製造ではなく、プラセンタの原料のオーダーをご希望の場合は、以下の原料供給までの流れをご確認下さい。

小ロットでオーガニック化粧品OEMを依頼するならカリテスラボへ

今回は、オーガニック化粧品OEMについて詳しく解説しました。小ロットで依頼することにより、コストを抑えながらオーガニック化粧品展開が可能になります。またカリテスラボでは、小ロットでの化粧品OEM製造を受け付けています。具体的なOEM製造の流れもあわせて紹介したので、オーガニック化粧品の展開を検討しているブランドは、ぜひ当社までご相談ください。

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