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オリジナル化粧品を
作りたい!開発の流れや必要な機材・
材料などを徹底解説

  1. 2024.8.23

人をキレイにするための化粧品。そんな化粧品を、オリジナルで作ってみたいと思っている方もいますよね。しかし、オリジナル化粧品を開発するには、どうすればいいのか分からなくて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、オリジナル化粧品を開発する流れや、必要な機材や材料などについて解説します。

化粧品を開発する流れ

ここでは、化粧品を開発するときの基本的な流れについて解説します。ぜひ、オリジナル化粧品を開発することをイメージしながら、参考にしてみてください。

コンセプトを考える

オリジナル化粧品を開発する際、まずは商品のコンセプトを考えましょう。コンセプトとして考えておきたいのは、主に下記の通りです。

コンセプトは、オリジナル化粧品を開発する上で重要な土台となるため、しっかり考えるようにしましょう。

商品の企画を考える

開発する化粧品のコンセプトを決めたら、企画を考えます。主に、決めたコンセプトをもとに機能性や使用感、デザインなどを考えていきます。企画では機能性や使用感など、化粧品を使用するユーザー目線に立って考えることが大切。さらに、他社にないオリジナリティのある魅力を可能な限り入れていきましょう。

使用する成分を選ぶ

企画が決まったら、化粧品に使用する成分を選んで決めます。使用する成分を選ぶのも、化粧品の開発では重要。なぜなら、使用する成分によって使用感や得られる効果が変わってくるからです。企画で決めた機能性や使用感に合う成分を選んで、オリジナル化粧品の成分処方を行う必要があります。

試作品(サンプル)を作る

オリジナル化粧品に使用する成分を選んで決めたら、まずは試作品(サンプル)を作ります。化粧品は使用する成分によって使用感、使い心地が変わってくるのでサンプルを作って試すことが大切です。企画で決めた使用感に条件が合うまで、何回も繰り返し試作品(サンプル)作りを行います。

安全性をチェックする

試作品(サンプル)で納得のいく使用感になったら、化粧品の安全性をチェックします。化粧品は、直接肌に触れるものなので、安全性はとても重要。安全性は原料に対するものと、製品になった段階のものの安全性の評価が必要です。化粧品を開発するときの安全性の評価は、主に以下の方法で行います。

【安全性の評価方法】

  • 培養細胞を用いた細胞試験
  • 人でのパッチテスト
  • 人でのアレルギーテスト

薬事申請をする

化粧品を開発して製造するには、厚生労働省に薬事申請が必要です。化粧品は薬機法で使用する成分や効能が決められており、その成分や効能によって「化粧品」と「医薬部外品化粧品」に分けらてます。また、化粧品を開発して製造・販売するには「化粧品製造業」と「化粧品製造販売業」の許可も必要です。

製造する

化粧品開発のコンセプトや企画を考え、試作品で安全性をチェックしてすべての手順をクリアしたら、いよいよ製造を開始。化粧品の製造は、必要な材料の入荷から納品日までのスケジュールを事前に決めてから生産します。化粧品は品質管理が厳しいため、不良品がないか細かいチェック体制が必要です。

化粧品の開発に必要な機材とは?

化粧品を開発して製造するには、製造工程によって専用の機材が必要です。化粧品の製造工程には、主に4つの機材を使用します。

【化粧品開発に使用する機材】

  • バルク製造に必要な機材
  • バルク充填(じゅうてん)に必要な機材
  • 仕上げに必要な機材
  • 検査のために必要な機材

それぞれの機材について、以下で詳しく見ていきましょう。

バルク製造に必要な機材

化粧品を開発製造するためには、まずはバルクを製造する機材が必要です。バルクとは、化粧品の中身のこと。つまり、バルクは化粧品を作るために必ず必要なものです。

バルク製造に必要な機材
真空乳化釜化粧品の乳化物を製造するための機材。主に乳液やクリームなど。
化粧水等液物製造用攪拌機化粧水・乳液・シャンプーなど液状の化粧品を攪拌(かくはん)して混ぜるための機材。
液物混合タンク乳化を必要としない化粧水をろ過して混合するための機材。

バルク充填(じゅうてん)に必要な機材

バルク充填に必要な機材は、主に製造したバルク(化粧品の中身)を容器に入れて封をする工程を行います。

バルク充填に必要な機材
チューブ自動充填シール機チューブタイプの容器にバルクを入れるための機材。
クリーム・液物四方シール機試供品のように少量の化粧品をパウチ状にするための機材。
液物・クリーム充填機チューブタイプ以外の容器にバルクを入れるための機材。
カップシーラー食品のゼリー容器のようにバルクを入れた後にフィルムでフタをするための機材。

仕上げに必要な機材

化粧品製造の仕上げに必要な機材は、主に以下のようなものを使用します。

仕上げに必要な機材
オートラベラー化粧品の容器にラベルを貼るための機材。
シーラーボトルタイプのクリームやファンデーションなどに使用するプラスチック製の中蓋を作るための機材。
打栓機化粧品の容器に栓をするための機材。

検査のために必要な機材

化粧品は、製造したあとの品質管理が重要です。品質管理の検査をするために、以下の機材を使って検査を行います。

検査のために必要な機材
パンク検査機チューブシールやパウチシールの強度を確認する機材。
量産用減圧機容器に充填した化粧品が液漏れしないか確認する機材。

化粧品の開発に必要な材料とは?

化粧品を開発して製造するには、機材だけでなく材料も必要になります。ここでは、化粧品を開発して製造するために必要な材料について解説しますので、参考にしてみてください。

化粧品の原料

化粧品を開発製造するためには、まずは化粧品の元となる原料が必要です。化粧品の原料は以下のようにさまざまな種類があり、オリジナル化粧品に必要な成分の原料を用意して化粧品を作ります。

【化粧品開発に必要な原料(成分)】

  • エタノール
  • グリセリン
  • ジプロピレングリコール
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • プラセンタ
  • スクワラン
  • ワセリン
  • ミネラルオイル
  • ステアルトリモニウムコロリド
  • ラウレス硫酸Na
  • ポリソルベート
  • ココアンホ酢酸Na

化粧品の資材

化粧品を開発製造して販売するには、化粧品の見た目も重要です。化粧品のデザインが魅力的だと、それだけで購入率がアップすることも。そんな化粧品の資材は、主に以下のものが必要になります。

【化粧品の開発製造に必要な資材】

  • 化粧品の容器
  • ラベル
  • パッケージ用の化粧箱
  • 封をするための包装資材

基本的に上記のような資材が必要ですが、このほかに化粧品のパンプレットやカタログを作る場合もあります。

化粧品を開発して作るには資格が必要

ここまで、化粧品を開発するための流れや必要な機材や材料について解説してきました。しかし、化粧品は誰でも開発して作ることはできません。なぜなら、化粧品を開発して作るには資格が必要だからです。化粧品を開発して作るためには、以下の資格が必要になります。

化粧品を開発して作るには「化粧品製造業」の許可が必要

「化粧品製造業許可」は、化粧品を開発して製造するための許可で、いくつかの要件を満たす必要があります。

化粧品製造業の許可に必要な要件
一般区分の設備要件厚生労働省が定める基準「薬局等構造設備基準」を満たしたいること
・化粧品の製造に必要な設備や器具があること
・清潔で外部から隔離された作業場があること
・衛生的で安全な保管設備があること
包装・表示・保管区分の設備要件・バルクを充填したあとの化粧品を衛生的で安全に保管できる設備があること
・包装などを行う際に十分な広さの作業場があること
試験検査設備・試験検査に必要な設備と器具があること(外部の分析機関を利用することも可能)
人的要因・常勤の責任技術者を設置すること(薬剤師・薬学または科学の専門課程を終了したものなど)

化粧品を出荷するには「化粧品製造販売業」の許可が必要

化粧品製造販売業許可は、オリジナル化粧品を出荷するための許可。化粧品製造業のように設備に関する要件はなく、主に以下のような人的要件が必要になります。

【化粧品製造販売業許可に必要な人的要因】

  • 統括製造販売責任者
  • 品質保証責任者
  • 安全管理責任者

個人で化粧品を開発したいなら「OEM」がおすすめ

化粧品を開発して作るには、さまざまな手順があったり資格が必要だったりするので個人で作るのは難しいでしょう。それでも、個人でオリジナルの化粧品を開発して作りたいなら「OEM」がおすすめ。

OEMとは、Original Equipment Manufacturingの略称で、他社のブランド製品を作ることです。つまりOEMメーカーに依頼すれば、化粧品を製造するための設備や人員などがなくても化粧品を開発できます。

また、OEMには生産工程のみを受けるメーカーと、開発から生産までを受けるメーカーがあります。個人でオリジナル化粧品を開発したい場合は、開発から受けてくれるOEMメーカーを選ぶのがおすすめ。開発から受けているOEMメーカーなら、商品企画の段階から相談しながらオリジナル化粧品を開発して作ることが可能です。

OEMメーカーの選び方

現在、OEMメーカーは数多くあります。そんな多くのOEMメーカーのなかから、オリジナル化粧品の開発に最適なメーカーを選ばなくてはなりません。ここでは、OEMメーカーを選ぶときのポイントをご紹介します。

【OEMメーカーを選ぶときのポイント】

  • 希望する化粧品の製造が可能か
  • 希望する化粧品同等の開発実績があるか
  • 製造スケジュールや希望ロット数に対応が可能か
  • 充実したサポート体制があるかどうか
  • 品質管理保証や品質管理体制が整っているかどうか

ぜひ、上記のポイントを参考にしてOEMメーカーを選んでみてくださいね。

高品質なオリジナル化粧品を作りたいなら「カリテスラボ」にお任せを!

オリジナルの化粧品を作るなら、できるだけ高品質なものを作りたいと考える方も多いのではないでしょうか。高品質なオリジナル化粧品を作りたいなら、ぜひ「カリテスラボ」にお任せください!

カリテスラボは、20年以上にわたる「プラセンタ抽出技術研究」を積み重ね「プラセンタ原料製造」を行っている会社です。現在では原料製造だけでなく、OEMメーカーとしてオリジナル化粧品開発のサポートしております。

【カリテスラボで化粧品開発をするメリット】

  • 高品質なプラセンタ化粧品が作れる
  • プラセンタ原料製造から製品化まで自社工場で行える
  • 少ないロット数から製造できる
  • コンセプトに合った化粧品の開発ができる
  • 薬事法・健康増進法・製造物責任PL法などの申請もできる
  • 納品後も改良や新商品の見直しなどサポート体制が充実している

カリテスラボでは、長年の研究開発の経験を活かして「高濃度熟成プラセンタ化粧品」を作ることが可能。はじめての化粧品開発でも、充実したサポート体制で安心してオリジナルの化粧品を作れるでしょう。

カリテスラボで満足のいく化粧品開発を実現しよう!

化粧品を開発するには「コンセプトを決める」「企画を考える」「処方を決める」など、さまざまな工程が必要。さらに、化粧品を製造して出荷するには資格も必要になります。そのため、化粧品を個人で開発してみたいと思っても、やり遂げるのはとても大変です。

そんなときは、化粧品の開発から製造までを請け負ってくれるOEMがおすすめ!

OEMメーカーのなかでも「カリテスラボ」は、高品質なプラセンタ化粧品を開発することが可能です。カリテスラボでは長年培った研究開発の知識や経験を最大限に活かし、オリジナル化粧品の開発をしっかりサポートさせていただきます。

ぜひ、カリテスラボで満足のいく化粧品開発を実現させましょう!化粧品開発で気になること、知りたいことがあれば、まずはお気軽にご相談くださいませ。

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