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美容液を化粧品OEMで製造するポイント美容液の種類や
OEMのメリットも紹介

  1. 2025.1.7

数ある化粧品の中でも美容液は、肌悩みをピンポイントでケアすることを目的としたアイテムです。どの世代にも人気があるためOEMを活用して製造し、販売したいと考える企業や個人の方もいるでしょう。しかし美容液にはさまざまな種類があり、配合する成分によって目的とする効果が大きく変わります。

売れる美容液をOEMで製造するなら、美容液について深く理解し、競合と差別化を図れる独自性の高い美容液を企画・開発する必要があります。本記事では美容液の種類や効果を詳しく解説するとともに、美容液を化粧品OEMで製造するメリットや、売れる美容液をOEMで開発・製造する際のポイントなどを詳しく解説します。

そもそも美容液とは

美容液とは特定の肌悩みに特化した成分を、化粧水や乳液などと比べて高濃度で配合しているのが特長のスペシャルケアアイテムのことです。気になる肌悩みをなんとかしたいと考えている方にとっては、ぜひ取り入れたいアイテムといえるでしょう。肌悩みの数だけ美容液には種類があり、価格帯の幅も広いのが特徴です。その分独自性を出しやすいメリットがありますが、同時に競合も多く、何にこだわって開発・製造するかが重要なポイントになります。

OEMで製造可能な美容液の種類

美容液は美容成分の濃度によって、エッセンスとセラムに大別されます。さらに使用順序や顔のどの部分に使うかなどでも種類分けできます。ここでは代表的な美容液の種類を簡単に紹介します。

エッセンス

一般的な美容液というとエッセンスに該当します。化粧水や乳液などより美容成分が豊富で濃度も高く、特定の悩みへの効果が期待できます。サラッとみずみずしいテクスチャーのものからコクのあるテクスチャーのものまで、使用感はさまざまです。近年ではオイルタイプのエッセンスも多くなっています。

セラム

エッセンスよりも有効成分の濃度が高く、その分美容効果も期待できる美容液がセラムに分類されている傾向です。もともとセラムは英語で「血清」を意味する言葉です。医学や生物学の分野で使われている言葉ですが、これを応用して美容業界でも使用していると考えられます。

ブースター

ブースターは洗顔後最初、化粧水などよりも先に使用するタイプの美容液です。エッセンスとされているものや、セラムとされているものなどさまざまにありますが、次に使う化粧品の浸透をよくしたり、角質ケアをしたりするのが主な目的の美容液です。

部分用美容液

エッセンスやセラムなどさまざまなタイプがありますが、気になる肌悩みのある部位だけに使用する美容液です。乾燥、小ジワ、シワ対策として使用する、目元・口元専用のものや、頬のシミにポイント的に使用するものなどがあります。

美容液の効果

OEMで美容液を開発・製造するなら、どのような種類の美容液にどのような効能を持たせるかを明確にする必要があります。ここではよくある美容液の効果を紹介します。

美白

美白とはシミやそばかす、くすみなどを防ぎ、肌を明るい印象にする作用のことです。気になるシミをピンポイントでケアする美容液や、顔全体のくすみ対策になる美容液などさまざまなタイプがあります。美白効果が期待できるとされている代表的な成分には、ビタミンC、プラセンタエキス、アルブチン、トラネキサム酸などがあります。

保湿

乾燥しがちな肌に潤いを与えたり、潤いが逃げないよう肌のバリア機能を整えたりするのに有効なのが保湿美容液です。保湿効果が高いとされている美容成分には、アミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、NMF(天然保湿因子)、幹細胞などがあります。

アンチエイジング

アンチエイジングとは、年齢とともに現われるシワやたるみ、くすみなどに働きかけるのがアンチエイジング美容液です。エイジングサインを網羅するものから、「シワ改善」といった一つの悩みに特化して働きかける美容液などさまざまにあります。エイジングケア効果が期待できる成分には、プラセンタエキス、ナイアシンアミド、レチノール、コラーゲン、エラスチンなどがあります。

毛穴・角質ケア

毛穴を引き締めるために、黒ずみや古い角質を取り除く効果が期待できるのが毛穴ケア美容液です。顔全体に塗布しマッサージする用に使用するものや、コットンに取って拭き取るように使用するものなどがあります。毛穴・角質ケアに有効な成分として代表的なのは、グリコール酸、BHA(サリチル酸)などです。

アンチポリューション

近年注目されているのが、アンチポリューション美容液です。紫外線、ブルーライト、PM2.5、花粉などのアレルゲン、たばこの煙といった外的刺激から肌を守る効果が期待できる美容液を、アンチポリューション美容液と呼んでいます。主な効果には「花粉などを付きにくくする」「バリア機能を高めて肌内部に刺激が届きにくくする」などがあります。

美容液をOEMで開発・製造するメリット

化粧品OEMを活用すれば、自社に製造工場がなくても独自コンセプトの美容液を製造できるメリットがあります。もちろん個人で依頼することもできるため、「自分のサロンで扱う美容液が欲しい」「インフルエンサーとしてフォロワーに喜んでもらえる美容液を作りたい」といったニーズをかなえることもできます。

基本的なケアアイテムである化粧水や乳液と異なり、美容液は必ず必要なアイテムではありません。しかし美容液は特定の悩みに対応するアイテムであるため、ターゲットを絞り、高い機能性や独自成分を高濃度で配合するなどオリジナリティを訴求すれば、注目を集めやすく販売しやすい特長があります。

自社でしっかりとコンセプトを練り、企画を立て、あとは製造を専門のOEMメーカーに任せれば、設備投資や人件費、時間的コストを削減できるメリットもあります。企画段階から相談に乗ってくれるOEMメーカーも存在するため、自社の目的に合ったサービスを提供しているOEMメーカーを選ぶと良いでしょう。

売れる美容液をOEMで開発・製造する際のポイント

美容液をOEMで製造し、販売を成功させるために、押さえておきたいポイントを紹介します。

マーケット・競合調査で今売れている美容液を知る

化粧品は美容液一つとっても膨大な数の商品が販売されており、その中から差別化を図って注目を集めるものを作るためには、「今どのような美容液が売れているのか」「なぜ売れているのか」を知る必要があります。

美しく健康的な肌を維持したいというニーズの高まりを受けて、美容液の世界使用は2023~2030年にかけて、健全な成長率で成長すると予測されています。日本国内でも同様の流れが考えられるため、マーケットや競合を十分にリサーチし、市場のニーズにマッチした美容液を開発・製造することが大切です。

ターゲット層を絞り込む

どのユーザー層に向けて美容液を開発・製造するかも、押さえておきたいポイントです。例えば年齢層によって気になる肌悩みは変わってきます。20~30代であれば乾燥や毛穴、40~50代であればシミやシワなどに悩む方が多く見られます。例えば40~50代向けに「アンチエイジング美容液を作る」など、ターゲット層を絞り込んでニーズに合った美容液を製造する必要があります。ターゲットを絞ることで、広告の戦略も考えやすくなるでしょう。

オリジナル美容液を企画する

無数に販売されている美容液の中で、新たな製品として注目を集めるためには独自性を追求したオリジナル美容液を企画・開発することが欠かせません。既にあるような美容液ではなかなか関心を持ってもらえないため、せっかくOEMで美容液を製造しても売れない原因になるでしょう。「レチノールやプラセンタ、ヒアルロン酸、ビタミンCといった人気の成分を入れる」「独自の技術で肌の奥まで届きやすくする」「無農薬や無添加にこだわる」など、独自のウリを決めることが大切です。

販売チャネルの選定

どこで販売するかによっても、求められる美容液のタイプは異なります。高級美容液となると店頭やサロンなどで説明を受け、実際に試してから使いたいと考える方も多いでしょう。一方で比較的安価な美容液なら、ECやバラエティショップなどで対面接客なしでも販売できる可能性があります。どこでどう販売する美容液なのかも、企画・開発する際には押さえておきたいポイントです。

美容液OEMメーカーを選ぶポイント

美容液をOEMで製造したいと考えているなら、自社の目的に合ったメーカーを選ぶことが大切です。

作りたい美容液を得意分野としている

化粧品OEMメーカーは、それぞれ異なる特長を持っています。例えば「美容液の開発が得意」「化粧水や乳液といった基礎化粧品が得意」「美容成分の原料を製造している」などです。美容液に入れたい成分があるなら、その成分の製造が得意なメーカーに依頼するのがよいでしょう。これまでにない新しい効果を盛込みたいなら、研究や開発が得意なOEMメーカーに依頼するのがいいかもしれません。作りたい美容液のイメージをできるだけかため、それにマッチしたOEMメーカーを選ぶことが大切です。

自社で原料の製造を行っている

化粧品OEMメーカーの中には、原料からこだわりを持って製造しているメーカーもあります。特にアンチエイジング効果や、美白効果が期待できるプラセンタは、動物の胎盤から製造するため、胎盤の採取から製造に至るまで安全性を担保できる確かなノウハウを持っている必要があります。どのような製造工程で作られた原料なのか分かれば、自信を持ってユーザーにも届けられるでしょう。

製造だけでなく、企画から相談に乗ってくれる

本来OEMメーカーは製造のみを請け負い、コンセプトを固めたり企画を作ったりすることは委託側で行います。しかし初めて化粧品販売に参入する場合や、個人ブランドの美容液製造を考えている場合、メーカーに相談しながら作りたいと考えることもあるかもしれません。

企画から委託できるメーカーをODMメーカーといいます。ただ近年では企画やコンセプトの段階から相談できたり、容器デザインなどのアドバイスも受けられたりするOEMメーカーも多くなっています。OEM、ODMにこだわらず、委託側が必要とするサポートを受けられるメーカーを選びましょう。

アフターサービスが充実している

美容液の製造だけでなく発売後もサポートを受けられるメーカーなら、長期的に改良を繰り返しながらより良い美容液を開発していける可能性があります。化粧品市場は常に目まぐるしく変化しています。トレンドに合わせた新製品の開発、ユーザーからのフィードバックを受けての製品改良など、化粧品販売事業を拡大するために必要なことは数多くあるでしょう。美容液をキーアイテムとして、化粧水や乳液などの基礎化粧品ヘと商品の幅を広げる方法もあります。美容液の製造後も必要なアドバイスが受けられるかどうかは、OEMメーカーを選ぶポイントになります。

プラセンタ美容液を作りたいならカリテスラボがおすすめ

カリテスラボは20年以上研究を重ねたプラセンタ抽出技術により、高品質な馬プラセンタの製造・販売を行っています。海外の契約農場から直接届けられる食用放牧馬の胎盤を使い、独自技術でプラセンタ特有の臭いを抑えた化粧品に処方しやすいプラセンタ原料を製造しているのが特長です。

また化粧品OEMも行っており、企画段階から相談できるほか、製品製造後もアフターケアとして、売上の推移を見ながら改良などの提案を受けることができます。美白やアンチエイジングに効果のあるプラセンタで美容液を作りたいと考えているなら、原料作りから行っているカリテスラボがおすすめです。

美容液はターゲットを絞り悩みに特化したものを作ることがOEM成功の秘訣

美容液には肌悩みに合わせてさまざまな種類があります。美容液をOEMで製造し販売するなら、市場や競合をよくリサーチし、ターゲットを絞って独自性の高い美容液を開発・製造することが大切です。

製造だけでなく、企画段階からサポートを受けたいならカリテスラボにご相談ください。トレンドを見ながら、より注目を集められる美容液を一緒に考えていきます。高級原料とされる馬プラセンタの製造も行っているため、美容液に配合したい場合も迅速に対応可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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